キッチンカーと笑顔の午後

キッチンカーのお話

キッチンカーと笑顔の午後

晴れた日、公園でのキッチンカー出店は本当に心地いい。
広がる青空と元気な子どもたちの声、そして風に揺れる木々の音をBGMに、今日もゆったりと営業中。

先日、そんな公園に、小学5年生くらいのお兄ちゃんと、2年生くらいの弟くん、そしてお母さんの3人がやってきてくれました。

ご注文は、ホットドッグとチーズドッグ、それにママさんはアーモンドミルクコーヒー。
できたてを受け取った3人は、近くのベンチで楽しそうにランチタイム。
その様子をキッチンカーの中からそっと見ていて、なんとも嬉しい気持ちに。

それから15分ほどして、ふと外を見ると…
なんと、さっきのお兄ちゃんがまたやってきてくれました。

「とっても美味しかったので、また同じものお願いします!」

わぁ、これは嬉しい。
ただちょうどそのとき、ソーセージの湯煎がまだ終わっていなくて。

「10分くらいかかっちゃうけど、大丈夫かな?」
「はい!向こうで待ってます!」

「できたら呼ぶね!」と声をかけると、にっこり笑ってまたベンチへ。
こうなると、こっちもいつも以上に気合いが入るというもの。
チーズソースはたっぷり、ソーセージもじっくり。心をこめて準備します。

あと3分で出来上がる…というところで、彼はすでにキッチンカーの前で待っていてくれました。

「はーい、できました!ありがとう!」
満面の笑みで「ありがとうございます!」と受け取る姿に、こちらの心もポカポカ。

その親子が帰るとき、なんと三度キッチンカーに寄ってくれました。
嬉しくて、思わず外に出て「いっぱいお買い上げいただき、ありがとうございました」とご挨拶。

するとママさんが、
「ザワークラウトがとっても気に入って食べてました」と一言。
お兄ちゃんは「ソーセージも美味しかったです」、
弟くんも「美味しかったです。ごちそうさまでした」とニコニコ。

こういう時間が、キッチンカーをやっていて一番うれしい瞬間かもしれません。

家族で過ごす公園の休日、そんなひとときに、私たちの料理を選んでもらえたこと。
心から、ありがとうございました。

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