走る人と、淹れる人
平日の公園でキッチンカーを出店していると、時間がゆっくりと流れて、とても心地よい。
お客様との会話も自然とはずみ、こういう時間がたまらなく好きです。
まあ、「そのゆったりした時間って売上的にはどうなの?」というツッコミは、いったん置いておきましょう(笑)。
でも、そんなのんびりとした平日の出店こそ、コーヒーキッチンカーの良さだと私は思っています。
先日も、公園での出店中にちょっと素敵な出会いがありました。
明らかにランニングしてきたばかり、という雰囲気の女性が、ホットドッグとオレンジコーヒーをご注文。
その後、公園のベンチでゆっくりと食べていらっしゃいました。

実は私も、かつてはトライアスロン競技をやっていたこともあり、ランニング歴はもう20年ほど。
つい興味津々で声をかけてみたところ――
なんとその方は「ウルトラランナー」でした!
ウルトラマラソンって、正確な定義はさておき、ざっくり言うとフルマラソン(42.195km)を超える距離で100km程のレースも珍しくありません。
トライアスロンもなかなかの“変態競技”だと思っていましたが(褒め言葉です)、ウルトラマラソンもまた、その一種。
出場された大会の話、トレーニング方法、モチベーションの保ち方などなど、ついつい仕事を忘れて話し込んでしまいました。
今日の出会いも、私にとってはかけがえのない時間。
こんな風に、キッチンカーは「食」をきっかけに、人と人がつながる場なんだなぁと、改めて感じた一日でした。
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